2008年12月23日

tabi0020 内田亮子「生命をつなぐ進化のふしぎ」

生物の先生のWebサイトに、「最近では、進化は自然選択による必然ではなく、偶然におこるという考えが主流である」と書かれているが、これは適切ではないだろう。自然選択は「ランダムな変異の出現と局地的環境とその時点での生物の状況に応じたノンランダムな複製」のメカニズムであり、「必然的な変異の出現と必然的な維持継承」ではない。すべては偶然から始まり、さらなる偶然とバイアスが組み合わさって積み上げられてきたにもかかわらず、その歴史を現在から見ると、あたかも現在の機能に向かって必然的に始まり進んできたように見えるものが含まれる、これが生命である。また、最初から合目的的にデザインしていたなら誰も考えつくことは決してないような形や機能も出現する。この多様性の機序ほど、驚異的で感動的なことはない。P19-20
内田亮子「生命をつなぐ進化のふしぎ」(ちくま新書 2008)


ほぼ全ての文に参考文献が銘記されるほど「知の誠実性」が満ち溢れている。感心はするのだが、読みにくい。

そして参考リンクにおいて、「知の誠実性」への誠実性が欠けている事に気がつく。権威に無批判になりすぎていたことに反省。

tabi0020.jpg

■ 参考リンク
読書の記録
めのうら。


posted by アントレ at 18:45| Comment(0) | tabi☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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