2009年05月09日

tabi0144 西林克彦「あなたの勉強法はどこがいけないのか?」

「わからなくならない知識」は、どこが「おかしい」かと言えば、その知識を使っていない点なのです。もう少し正確に言えば、決まり切った使い方しかしていない点です。「わからなくなる危険」を冒していないのだと言ってもいいでしょう。決まり切った使い方しかしないと、「わからない」ことは出てきません。P140
西林克彦「あなたの勉強法はどこがいけないのか?」(筑摩書房 2009)


勉強法に関する書籍がひしめく中で西林さんのスタンスには共感がもてる。本書では、素質と思われるものの大半が能力であり、「素質」があるとわかるにはある程度能力をつけてから判断されるものであると考える。そして、能力がつくことによって得られる「楽しさ」は一定以上のは時間がかかるということを前提としたうえで、ただ単に時間をかければいいのではなく学習質を追求してほしいと願っている。本書は、そのための方法論,考え方を小学校の算数,理科といった身近な事例によって促してくれるのだ。

勉強とは出来ない事が出来るようになる事であると考えられるが、それは無知から既知への飛躍ではない。無知から未知への飛躍なのである。未知に浸る事ができること、自分が何を知っていて、何を知らないのか、またどうしたら知っていることを知らなくすることができるのか。この思考過程が楽しいのである。

■参考リンク
「わからない」を自分の身で引き受けること
「あれもできる、これもできる」ではなく「あれもできない、これもできない」、しかし・・・



■tabi後記
酒井さんと英語勉強会をはじめました。来週から本格的に開催するのですが、コンセプトとしては「Koten meets Siliconvalley」です。来週は「茶の本(THE BOOK OF TEA)」を英文で読み込んだうえで、その要約/感想をシリコンバレー的にプレゼンする。僕は、茶の本×Amazon Kindleを着想させ、彼は茶の本×Dropboxを着想させるようです。茶室や茶碗という「見方」によってWeb/プロダクトを論じるというのは面白いと思う。
posted by アントレ at 10:24| Comment(0) | tabi☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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