2009年08月17日

tabi0246 ジョン・エルキントン/パメラ・ハーティガン「クレイジーパワー」

Boys be Crazy
グローバル企業は今、影響力のある社会・環境起業家を血眼になって探している。なぜだろうか?理由はおもに三つある。一つ目は、マーケット情報を得るためだ(社会・環境起業家は、市場のリスクと機会を測る敏感なバロメーターとなる)。二つ目は、人材の維持と開発に役立つからだ(成功した起業家とともに仕事をさせることが、社員の定着率や能力開発の向上につながると考える企業が増えている。たとえば、大手コンサルティング会社のアクセンチュアなどがそうだ)。三つ目は、最近の世界経済フォーラム(ダボス会議)で、あるCEOが率直に言ったように、「人気のある人と協力していることを世間にアピールしたい」からだ。P21
ジョン・エルキントン/パメラ・ハーティガン「クレイジーパワー」(英治出版 2009)

本書は、劇作家のジョージ・バーナード・ショーの言葉から始まる。

「常識のある人は、自分を世間に合わせようとする。非常識な人は、世間を自分に合わせようとする。ゆえに非常識な人がいなければ、この世に進歩はありえない」

この言葉に従って、本書で取り上げる社会・環境起業家は「非常識」な人間ばかりだとしていく。その代表例として上がってくるのが、ムハマド・ユヌスである。

彼は、2006年にノーベル平和賞受賞であるが、数年前、自分を含めた社会起業家のことを「70%クレイジー」だと言ったという。実際、他の起業家の多くも、友人や家族にさえ「クレイジー」呼ばわりされている。クレイジーとは有能の裏返しだ。

彼らは、解決困難なことに(解決する事とも思われていないことに)ソリューションを模索し、見つけてくる。普通の人ならリスクの大きさに怖気づく状況の中で、成功と失敗という対義語はなく、両方とも学習であると考えるのだ。つまり、学ぶ人がいるか、学ばない人がいるか、その違いでしかないのだろう。起業家は、生まれながら起業家である。という言葉には、ウィルソン・ハーレルを彷彿させるものがあった。

■参考リンク
753旅その1 ジョン・エルキントンほか『クレイジーパワー』
753旅その2 ジョン・エルキントンほか『クレイジーパワー』
海外MBAの新しいマネジメント教育、志向性の潮流@WSJ



■tabi後記
久々に大学図書館へ行ってくる。僕が借りようとする本の書庫率が増してきた。開架で借りれるような書籍を選んでいるようじゃ「まだまだ」なのかもしれないなあ。
posted by アントレ at 20:03| Comment(0) | tabi☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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