2009年09月22日

tabi0298 ダニエル・ピンク「ハイコンセプト」

紙ナプキンに書き殴られたアイデアは掘り起こされるか?
電気照明は一世紀前には非常に珍しいものだったが、今ではごく当たり前のものである。電球は安い。電気はどこにでもある。ロウソク?誰がロウソクを使うのだろう?しかし、使う人はたくさんいるらしい。アメリカでは、ロウソクは年間24億ドル(3000億円弱)規模のビジネスである。照明用という論理的な必要性を超えたところに、最近の豊かな国々で見られるようになった「美しさや超越への欲求」があるからだ。P78
ダニエル・ピンク「ハイコンセプト」(三笠書房 2006)


本書は、左脳/右脳という分類ではなく、左脳主導思考/右脳主導思考という傾向性を提示する。そして、これからの新しい時代には一人ひとりが自分の仕事を注意深く見つめ、次のことを問う必要があると提案している。

1.この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか?
2.この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか?
3.自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか?

ピンク氏は、この三つの質問が成功者と脱落者とを分ける指標であるという。海外のコストの安い労働者にはこなせず、コンピュータが人よりも速く処理できないような仕事に集中し、繁栄の時代の美的・情緒的・精神的要求に応えられる個人や組織が成功することになる。本書は、全脳思考とも通底するテーマであり、これからの働き方にも影響を及ぼした内容であろう。

■参考リンク
雇われない働き方とは?米国にみる企業とフリーエージェントの新たな関係
『フリーエージェント社会の到来』要約
zuKao Daniel H.Pink著「ハイコンセプト」



■tabi後記
本書を読んだ頃は、イノセンティブ(Innocentive)が話題に上がっていた。アイデアと自分自身をさらけ出し、影響力と資金を受け取れるようなスポットは意外に少ない。
posted by アントレ at 20:29| Comment(0) | tabi☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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