2009年10月05日

tabi0304 鶴見良行「東南アジアを知る」

包丁を持って旅に出よう
台所という場は、学者の仕事場である書斎よりも、学者にとってより豊かな発見の場所である、と私は考えています。料理好きの私は、包丁をたずさえて東南アジアを旅しているのですが、台所で料理させてもらうことは、食というかれらの暮らしの一つの実質に近づけるだけでなく、女衆の労働も観察できます。包丁と台所は、文化人類学的なアプローチにとって、まことによき切り口だと思います。P156
鶴見良行「東南アジアを知る」(岩波書店 1995)


どこの国であれ、書かれたものをはじめとする文字史科は、生活に余裕がある"エライさん"が残したものであり、歴史認識のこのまぬがれがたいゆがみを克服するには、宮本常一のような「歩く学問」が必要であると説かれている。主に、自分で歩いて現場を見ることと、自分で作業に加わってみることの二つに焦点をあてながら自らの「東南アジア」を綴られている。

このように情報になりづらい「周辺」に意識を向けるのが、鶴見氏のスタンスであった。さて、私にとってのアジアは、どのような切り口になるだろうか。本書を読みながら、いくつか思うところがあったので、その大枠をとらえ次第、出発しようと思う。

■参考リンク
1199旅 鶴見良行『東南アジアを知る 私の方法』



■tabi後記
組織の時代は終わったと分かっているのに、なぜ組織に個人は居着いてしまうのか?この矛盾を解消するのが、これからの働き方なのだろう。
posted by アントレ at 06:28| Comment(0) | tabi☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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