2010年01月13日

tabi0335 クリス・アンダーソン「フリー」

有料からの逃走、およびフリーのコストについて
ほとんどの起業家は、需要な価格弾力性が常に存在することを前提にしています。つまり、売るものの価格を下げれば下げるほど、需要が上がるはずだと考えます。これが罠なのです。彼らは、「月々わずか二ドル」というビジネスプランを用意すれば、収益チャートが右肩上がりになるはずだと期待するのです。

しかし、実際は売上げを五ドルから五◯◯◯◯万ドルに増やすのは、ベンチャー事業にとってもっともむずかしい仕事ではありません。ユーザーになにがしかのお金を払わせることがもっともむずかしいのです。すべてのベンチャー事業が抱える最大のギャップは、無料のサービスと一セントでも請求するサービスとのあいだにあるのです。P84
クリス・アンダーソン「フリー」(日本放送出版協会 2009)


クリス「フリー」は商売根性を奮い立たせるという意味において良書であり、無料の正当化に与する書ではない。社会に新たな価値/文化を問いながら持続性(収益性)から逃げずに事業運営をしたい方は読んでみてほしい。

ここでいう「フリー」というのは、マネタリーコストにおける無料であり、心理コスト、エネルギーコスト、タイムコストなどが「フリー」になっていると主張するわけではない。

非貨幣市場における「フリー」は評判と注目を得るために行為する人々にもとに成立している。個人的には「「有料」であったという知覚態度を獲得するためにどうするか?」という視点を深掘っていく契機になりました。

■参考リンク
価格を捨てる勇気
「無料」だからこそ「最高品質」になりえる<無料>の逆説





■tabi後記
南京、蘇州、杭州、そして紹興と移動してまいりました。到るところにマクドナルド、KFC、スターバックスが待ち構えています。
posted by アントレ at 19:30| Comment(0) | tabi☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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