2010年02月24日

tabi0340 今福龍太「群島ー世界論」

「大陸」という概念に対抗する「群島」というわけではない。その語り方。
いまを覆う、外なる、内なる廃墟。海洋交通によって開けた「近代」という前進する歴史の逆説。海を統括することで大陸原理による世界支配を数世紀にわたって続けた国家の逆説。それらを痛苦とともに負って、歴史を海の姿に反転させること。陸上に具現された秩序や体系ではなく、海面下に沈められていた統一と共鳴関係を歓喜の記憶の波打ち際に浮上させるために。海の凡例
今福龍太「群島ー世界論」


大陸島と大洋島という地理学的イメージは、想像力の場においては、分離と再創造という運動性として認識される。島は、大陸からみずからを分離することで「無人島」として生まれ出、その島の創造のエネルギーを繰りかえす力が、より独立した始原的大洋島の出現を促す。すなわち、「島についての想像力の運動は、島を作り出す運動をやり直す」のである。P79
今福龍太「群島ー世界論」


インディアンや琉球の民における世界は、所有という観念が、無私の贈与がもたらすコミュニケーションへの信頼によって裏打ちされていた。そこで所有することは、寄りつくものをいただき、ふたたびそれをどこかに向けて与えてゆくという行為の連鎖にほかならなかった。

群島世界では、異人はその世界に神話的贈与をもたらす「寄留者」であり、汀に流れ着く異物もまた異世界からの神秘的な「寄留物」「寄物」として深い信仰と崇拝の対象にさえなった。茅ヶ崎をはじめとする日本の「浦」という地勢には、海上の道などの考察がある。

■参考リンク
森のことば、ことばの森
今週の本棚:沼野充義・評 『群島−世界論』=今福龍太・著



■tabi後記
海から陸をみつめるという視点はとても面白い。

坐禅会(3/6 17:00-3/8 11:00)の申し込み完了。起床午前4時 朝晩坐禅 昼は作務、提唱、入浴有り 午後9時消灯。無言の空間にて己から湧き上がる声を聴く時間になりそうです。http://bit.ly/aEfKrr

フリード/ハンソン「小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則」計画はただの予想。利益を上げる方法はあとから見つけるのはNと。ワーカーホリックはヒーロー感覚を楽しんでいるだけ。などの経験談を語る。昼間の仕事を副業にし、平日の数時間/週末を本業にする術も説かれている。
posted by アントレ at 18:27| Comment(0) | tabi☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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